こんにちは!あらた(@arata_investor)です!
本記事を見て頂き、ありがとうございます。
投資で早期FIREを目指している20代サラリーマン投資家です。
インデックス投資と聞くと「S&P500」「オールカントリー(オルカン)」が二大巨頭ですが、新NISAも来年から始まるためこれから投資を始める人からすればどちらを購入するか悩んでしまうことでしょう。
今回はS&P500とオールカントリーの違いについて説明し、最後に私がどちらを推しているのか書いていきたいと思います。
今回の記事が以下のような方の参考になればうれしいです!
・S&P500とオールカントリーどちらを購入するか悩んでいる方
・S&P500とオールカントリーの違いを知りたい方
・毎月50万インデックス投資している筆者がどちらを推しているか知りたい方
先に結論から言うとどちらも素晴らしい商品なので自分が何を重要視するかによって決めるべき、というのが結論です。
S&P500とは?
S&P500とは、アメリカの株式市場における主要な株価指数の一つです。
投資対象はアメリカ市場のみであり、アメリカの様々な業種の企業500社から構成されています。
主要な上位10銘柄は以下の通りです。
順位 | 銘柄 | 国 | 比率 |
---|---|---|---|
1 | アップル | 米国 | 7.0% |
2 | マイクロソフト | 米国 | 5.2% |
3 | アマゾン・ドット・コム | 米国 | 2.7% |
4 | テスラ | 米国 | 1.8% |
5 | アルファベット A | 米国 | 1.7% |
6 | バークシャー・ハサウェイ | 米国 | 1.6% |
7 | アルファベット C | 米国 | 1.5% |
8 | ユナイテッドヘルスグループ | 米国 | 1.5% |
9 | エクソンモービル | 米国 | 1.4% |
10 | ジョンソン&ジョンソン | 米国 | 1.4% |
オールカントリーとは?
オールカントリーとは全世界各地域における複数のインデックスで構成されています。そのため、インデックスの組み合わせにより国や地域の構成比率が変わります。
最も有名なeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の国や地域の構成比率は以下の通りです。
S&P500とは違い投資対象が主要な市場全てになっています。
主要な上位10銘柄は以下の通りです。
順位 | 銘柄 | 国 | 比率 |
---|---|---|---|
1 | アップル | 米国 | 4.5% |
2 | マイクロソフト | 米国 | 3.0% |
3 | アマゾン・ドット・コム | 米国 | 1.7% |
4 | テスラ | 米国 | 1.1% |
5 | アルファベット A | 米国 | 1.0% |
6 | アルファベット C | 米国 | 1.0% |
7 | ユナイテッドヘルスグループ | 米国 | 0.9% |
8 | エクソンモービル | 米国 | 0.8% |
9 | ジョンソン&ジョンソン | 米国 | 0.8% |
10 | バークシャー・ハサウェイ | 米国 | 0.7% |
実は投資対象が全世界の市場に広がっても、上位10銘柄はほぼ全てが米国株になります。(タイミングによっては台湾のTSMCなどが上位に来ることもあります)
アメリカ市場は世界的に見ても一番大きな市場です。そのためオールカントリーではS&P500に比べるとアメリカの比重が下がるとはいえ、変わらず大きな影響力を持ちます。
S&P500とオールカントリーを比較してみた
それではインデックス投資を始めるのであればS&P500とオールカントリーどちらが良いのか、2つのポイントから比較してみました。
手数料の安さ
インデックス投資をするのであれば必要な費用である信託報酬を比較してみました。
S&P500 | オールカントリー | |
---|---|---|
eMAXIS Slim シリーズ | 0.0968% ※ | 0.1144% |
SBI・V シリーズ | 0.0938% | 0.1338% |
※2023/4/25から信託報酬が0.09372%へ変更となります
信託報酬に関しては主要なシリーズでは共にS&P500の方が安いという結果になりました。
仮に100万円を投資していたらS&P500では年間968円、オールカントリーでは年間1144円の信託報酬がかかります。
投資成績
次に投資成績を比較してみました。
eMAXIS Slim シリーズ | S&P500 | オールカントリー |
---|---|---|
直近1ヶ月 | +3.72% | +2.61% |
直近6ヶ月 | -1.05% | +1.31% |
直近1年 | +8.65% | +8.62% |
直近3年 | +20.11% | +16.65% |
比較してみると米国市場のみを投資対象としているS&P500の方がプラス・マイナス共にオールカントリーより大きな数字が出ています。中でも注目してほしいのは直近6ヵ月での成績の部分です。オールカントリーは全世界を投資対象としている為、S&P500よりも分散投資されており、下落時のリスクも最小限に抑えることができています。
結果、S&P500の方が成績は良いですが、マイナスの年もあり、リスク分散や安定感という点ではオールカントリーに軍配が上がっています。
S&P500とオールカントリーのメリット・デメリット
S&P500とオールカントリーどちらがいいかと言われると両方いい点と悪い点がある為、投資家の性格に合う方を選ぶべきだと思います。
それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめました。
S&P500のメリット・デメリット
オールカントリーのメリット・デメリット
各々のメリット・デメリットを考えたうえで自分の性格に合う方を選びましょう。
私はS&P500とオールカントリーどちらを推しているか
私はS&P500を現時点では推しています。実際に私が実践しているインデックス投資はS&P500に投資していますし、当ブログでもおすすめしているのはS&P500です。
その理由は以下の通りです。
やはりまだ米国市場が世界一の市場であり、世界に与える影響力などを考えても米国市場一点投資の方が割に合っていると私は考えています。米国の企業が簡単に言うと米国一強主義の考えを持っているということです。
この先、他国が大きく経済発展し、米国一強が揺らいできたと感じれば、S&P500からオールカントリーへ切り替えたりするかもしれませんが、現時点では私はS&P500です。
まとめ
本日はS&P500とオールカントリーそれぞれの特徴や私がどちらを推しているのか説明しました。
・S&P500とオールカントリーは共に優秀な投資商品である
・手数料・リターン・リスク分散などの点を考慮し、自身の性格に合った方を選ぼう
・私はS&P500を推しており、実際にS&P500のインデックス投資を実践している
インデックス投資で一番大切なことは継続し続けることです。いくら良い投資対象に投資していてもしっかりと成長するまで投資し続けないと恩恵を十分に受けることができません。
多少のリターンや手数料などの違いはありますが、一番は自分の性格に合った方を選び、継続することです。今回説明した内容を元に、投資商品を選んでみてくださいね。
当ブログでは私が実践している毎月50万円をS&P500に投資している状況の報告をしています。
資産運用に興味がある方も是非一度見てみてください。
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