こんにちは!あらた(@arata_investor)です!
本記事を見て頂き、ありがとうございます。
投資で早期FIREを目指している20代サラリーマン投資家です。
インデックス投資って何?と言われ、答えれる人は日本にはまだそこまでいないと思います。しかし世界という視点から見ればインデックス投資はメジャーな投資法の一つです。
現実問題として日本は『投資』に関して世界的に大きく遅れをとっています。私も今でこそインデックス投資をバリバリ実践していますが、5年前まではインデックス投資については全くの無知でした。
しかしこれからの時代を生きていくのであれば投資に関する知識は必要不可欠です。早いうちから投資に関する知識を付け、実践するかしないかで将来の生活に大きな影響を与えることでしょう。
当記事では『投資初心者が必要最低限知っておくべきインデックス投資の基本知識』を説明していきたいと思います。
今回の記事が以下のような方の参考になればうれしいです!
・投資初心者で何から勉強すればいいのか分からない方
・インデックス投資に関する最低限の知識を知りたい方
・インデックス投資の優れている点を知りたい方
インデックス投資とは指数に連動する成績を目指す投資法である
まず初めにインデックス投資とは「ある市場の平均指数に連動するように投資すること」です。「株式」ではなく「投資信託」を購入することで投資を行います。
指数というのは『NYダウ』『S&P500』や『日経平均株価』などのことを指します。ニュースで触れられているのを聞いたことがあると思います。
どの指数に対して投資をするかは自分で選びますが、仮に日経平均株価を選んで投資した場合、日経平均株価が3%上昇すれば3%の利益が出るといったイメージです。
ただし、日経平均株価という『株式』はこの世の中には存在しません。日経平均株価とはあくまでも日本企業225社の平均株価になります。
理解を深めてもらうために、まずは事前知識として「株式」と「投資信託」について説明していきたいと思います。
インデックス投資とは投資信託を購入することで投資を行う
インデックス投資とは投資信託を購入することで指数に連動した成績を目指す商品です。
まずは株式と投資信託の違いについて説明します。
簡単にまとめると以下のようになります。
項目 | 株式 | 投資信託 |
---|---|---|
運用する人 | 自分 | 専門家(プロ) |
投資対象 | 個別株 | 株・債券などを組み合わせたもの |
手数料 | 売買手数料 | 信託報酬、売買手数料 |
購入資金 | 数万から数百万(銘柄による) | 数百円から |
購入方法 | 一括(その時の株価で) | 一括、毎月定額の積立 |
売却方法 | 市場が開いていればいつでも | 1日1回、即時売却は不可 |
投資と聞くと「自分が」決めたある銘柄の株を買い、その株の値動きで利益を得る。
そして「株価が上がれば得」をし、「株価が下がれば損」をするといったイメージがあると思います。
私も最初のころの「投資」のイメージはそのような感じでした。基本的な利益の出し方としては正解なのですが、実は投資には色々な方法が存在します。まずは株式と投資信託、2つの違いについて説明します。
株式とは
自分が主体になってどのタイミングでどの銘柄を買うか、どのタイミングで売却するかを考えて運用することになります。これがいわゆる「株式」です。
上記はトヨタ自動車の株です。100株単位で取引されるためこのタイミングでは「2992円 × 100株 = 299,200円」が購入に必要な金額になります。
基本的に株式は100株単位で売買する必要がある為、銘柄によっては何十万、何百万の資金を用意しないと購入することができません。(最近は単元未満株などもありますが、ややこしくなるので割愛します)
今回はインデックス投資についての記事ですので「株式」についてはこれぐらいにしておきますが、「株式」に関しても別記事で詳しく解説していこうと思います!
投資信託とは
投資信託は自分の資金を専門家(投資のプロ)に預けて代わりに運用してもらいます。専門家に代わりに運用してもらうという投資方法です。投資信託の購入さえしてしまえば、後は私たちがやることはありません。投資信託の特徴として、投資歴10年のベテランも投資歴1年の初心者も運用成績は同じになります。
投資信託には、株式でいう「銘柄」の代わりに「ファンド」と呼ばれるものが存在します。
ファンドとは簡単に言うと、複数の銘柄を詰め合わせた1つのセット商品のようなイメージです。
「ファンド」はそれぞれどのようなもの(市場や業界)に対して投資するか決まっており、投資家は自分でどのファンドに資金を預けるかを選択します。
上記は米国を代表する指数である「S&P500」に連動するように投資を行うことを目的としたファンドになります。このタイミングでは1口25,741円になります。
他にも「米国市場」や「新興国市場」といった世界の市場と連動するように資産運用を行うファンドや、「AI業界」など特定の業界に対して資産運用を行うファンドなどがあります。ファンドによっては株だけではなく債券なども投資対象になります。
ファンドは投資家から預かったお金をファンドの方針に合わせて株式や債券などを購入します。
つまりインデックス投資はファンドに資金を預け、ファンドは集めた資金を選択した指数の構成と同じように株式を購入し代わりに運用を行うことになります。なお、投資信託の場合は1株ではなく1口という単位になります。
本来同じポートフォリオを組もうとすると多額の資金が必要になりますが、多くの投資家から資金を集めることで小資金でも同様のポートフォリオを組み上げています。そして最終的に利益を投資金額に応じて分配している形になります。
資金面でも投資信託は株式とは違い、数百円や数千円からスタートできるという特徴があります。
購入するときは1口単位で購入する必要はなく、金額を指定し、0.1口といった単位でも購入可能です。そのため投資信託では口数ではなく何円投資したかで話が展開されることがほとんどです。
また、毎月一定額を積立するという設定もできるため、購入に対するハードルが株式に比べると低いです。
ただ、投資信託は株式とは違い、専門家に資産運用してもらうため「信託報酬」というものを支払う必要があります。言ってしまえば手数料です。この信託報酬は0.09%ぐらいのものから数%のものまであります。
信託報酬は払えば払う分だけ自分の資産が減っていってしまいますからできるだけ手数料は低く、信頼できるファンドを選ぶ必要があります。
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドが存在する
投資信託には大きく分けて以下の2種類のファンドが存在します。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
これらがどう違うのか具体的に見ていきましょう
インデックスファンドとは
インデックスファンドとは指数に連動する成績を目指しているファンドです。
インデックスは和訳すると「指数」という意味で、指数のメジャー所は以下の通りです。
- 日本市場の場合「日経平均株価」「TOPIX」「マザーズ」
- 米国市場の場合「ダウ平均」「NASDAQ」「S&P500」
例えば日経平均株価に連動する成績を目指すファンドがあったとしたら、そのインデックスファンドを構成する中身は指数の構成と同じになります。そうすることで成績も指数と同じになります。
上記はS&P500に連動するインデックスファンドの運用方針です。しっかりとS&P500指数に連動する投資成果をめざして運用を行いますと明記されています。
信託報酬についてですが、ファンドとしてどの銘柄を採用するかは選んだ指数の構成を元に投資を行うため手間がかからず、低コストで運営できるため安く設定されています。
アクティブファンドとは
アクティブファンドとはより優れた成績を収めることを目標としているファンドです。
ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が銘柄の調査や分析を行い、最適と判断した銘柄に投資することで、市場平均である指数を超える成績を目指します。言ってしまえばファンドマネージャーの実力で良い成績か悪い成績かが決まってきます。
上記は米国市場に投資を行うアクティブファンドになります。独自の戦略により、リスク低減かつ信託財産の成長を目指す運用方針のようです。
信託報酬についてですが、インデックスファンドと違い調査や分析に時間と労力がかかる為、インデックスファンドと比べると高く設定されているものが多いです。今回の例で行くと信託報酬はインデックスファンドの約200倍です。
中には優れたアクティブファンドも存在しますが、個人的にはおすすめできません。
インデックスファンドの方がアクティブファンドより優れた成績を収めている
それでは実際の所インデックスファンドとアクティブファンドどちらが優れたファンドなのでしょうか。結果は大半のアクティブファンドはインデックスファンドの成績を超えることができていません。
実際に運用成績を見てみると、日本ではアクティブファンドのほとんどは、指数を下回る結果になっています。米国市場でも、約8割のアクティブファンドがS&P500指数を下回るとの結果があります。
いくら専門家(プロ)とはいえ「未来は誰にもわからない」ということなのでしょうか。
ファンドによっては直近数年はインデックスファンドより優れた成績を収めているアクティブファンドも存在するのですが、期間を伸ばせば伸ばすほど、その数も0に等しい数になっていきます。
また信託報酬の面では100万を運用する場合、インデックスファンドでは「年間約1,000円」アクティブファンドでは「年間約20,570円」と手数料の面でも大きく差が出てきます。年数が長くなればなるほど手数料の負担はより大きいものになってしまいます。
インデックスファンドでは年間約0.1%のリターンを出せば手数料分は回収できますが、アクティブファンドでは年間約2%のリターンが常に求められます。
これらを踏まえるとインデックスファンドに軍配が上がると考えられます。
インデックス投資は投資の性質上、常に利益が出るわけではない
投資信託について一つ注意しないといけない点があります。それは「目指すゴールが利益を出すことではない」という点です。
インデックスファンドの目指す成績はあくまでも「指数に連動する成績」です。
アクティブファンドもまた、目指す成績はあくまでも「優れた成績」です。
具体的に説明すると日経平均株価に対するインデックスファンドとアクティブファンドがあるとします。20〇〇年の日経平均株価は年間通して-20%だったとします。
この場合インデックスファンドが目指す成績は-20%、アクティブファンドが目指す成績は-20%より優れた成績ということになり、アクティブファンドからすれば-19%の成績を収めれば市場平均よりは優れているので目標は達成ということになります。利益は出てないがインデックスファンドよりは損失を抑えていて、良い成績を出してますよね!ということです。
比較対象となるのはどうしても市場平均である指数なので、指数が悪い期間は成績も悪くなってしまいます。
とはいえアクティブファンドの中にはそんな状況下でも利益を出せるファンドも存在すると思います。
投資信託で利益を出している人は全体の約3割である
投資信託で利益が出ているのは全体の約3割というデータがあります。
以下は金融庁のデータになります。
https://www.fsa.go.jp/news/r2/kokyakuhoni/202009/2009_kpi_kohyo.pdf
このリンクの13スライド目に以下のような記述があります。
- 運用損益がプラスとなっている顧客の割合は約3割
投資信託を購入している顧客の約3割が利益を出しているようです。
これだけを見ると約3割しか勝っていないのかと思うかもしれませんが、このデータは全てのファンドを対象としたデータです。
インデックスファンド・アクティブファンド全体で見て約3割が勝っているということです。
ではインデックスファンドだけで見た場合、勝率はどれくらいになるのでしょうか。米国の指数S&P500に連動するインデックス投資の場合はこのように言われています。
『20年以上の長期投資をした場合、勝率は99.9%である』
あくまでも過去のデータからの結果ですが、同じ投資信託でも選ぶファンドを間違えなければ勝率が99.9%というのはすごいと思いませんか?
投資は大半の人が負けるものというイメージが強いですが、中には長期間素晴らしい成績を収め続けている投資法も存在するのです。
この事実を踏まえれば『投資信託の勝率は3割』ではなく、『S&P500のインデックスファンド長期投資の勝率は9割9分9厘』と言い換えることができます!
長期間が前提のインデックス投資は実際に私も行っており、どのような状況になっているか毎月状況報告していますので気になる方は以下から確認してみてください!
まとめ
本日はインデックス投資とは何かについて説明しました。まとめると以下の通りです!
・インデックス投資とは投資信託のインデックスファンドを購入し、投資を行うことである
・投資信託全体で見れば勝率は3割程度しかないが、米国の指数S&P500に連動するインデックス投資では20年以上の長期積立をした場合、勝率が99.9%になる
・投資対象を間違えなければ、誰でも簡単に投資で成果を出すことができる
インデックス投資とは投資信託のインデックスファンドを購入し、投資を行うことです!
今日の説明でインデックス投資を知らなかった人もそこまで勝率が高いのならやってみようかなという気持ちになってもらえたのではないでしょうか。
どの投資でも知識がある人は着実に資産を増加させ、そうでない人は資産を減らしてしまいます。インデックス投資に関して詳しく知りたくなった人は以下の記事もあわせて読んでみてください!
インデックス投資に少しでも興味が出たのであれば、まずは勉強がてら少額からインデックス投資を始めてみませんか!
今行動することで今より少しでも豊かになれるかもしれません!
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